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【6/20 昼と夜】 Rainy day and rainy night 

夢の中で泣いてるのは 誰?


いつまで泣いてるつもりなの?


泣いてたって誰もきやしないのに。



一人で、独りで、強くならなきゃいけないのに--------------



もうずっと、雨が降り続けている。







ピピピピ、という音で目が覚める。


カーテンの隙間からは眩しい日差しが差し込んでいる、今日は天気がいいらしい。

重たい体を起こして目覚ましを止めていつものように学校に行く準備。
変わらない、誰がいてもいなくても変わらない朝だ。


なのに何故、鏡の中の自分は上手く笑えていないのだろう。


「・・・どうして?」


ポツリと呟く。
これじゃ学校に行けない、こんな顔じゃ皆に心配をかけてしまう。

気が付かれてしまう。

どうしてだろう?今までちゃんと上手く笑えてたのに、どうして今日は笑えないの?


携帯を手にとって今日は学校をお休みしますと電話を入れ、カフェの仲間の方にも臨時休業すると伝える。
声の調子はいつもどおりにできたから不審がられてはいない。

重たい体をもう一度ベッドに横たえる。
どうして、と考える内にまた泥のような眠りの中に落ちていく。


夢の中の少女はやっぱり立てないまま、泣いてばかり。
イライラする、優しくなれない、今日はどうしてこんな・・・。



雨が止まない。



はっと目が覚めると太陽が沈もうとしていた。
何時間眠ってたんだろうと思いながら、何か食べる為に起き上がる。

あんまり食欲がないけれどパンを一切れ齧ってアイスティーで流し込んで。

屋根裏部屋に戻って無意識に携帯を手に取り着信履歴の一番上の電話番号に掛けようとして思い出す、電話相手が出掛けていて繋がらないことを。


・・・・そういえばもう何日一人でGTに行っていないのかしら。


あぁ、うまく笑えないのはきっとそのせい。
一人で、独りで行けば明日にはまた何時もの様に笑顔を作れる。

楽しそうに準備をする、ジーパンにシャツというラフな格好に着替えて携帯とサイフが入ればいい大きさの鞄にIGCを入れて。

時計は何時の間にか19時20分になっている、今から行けば遅くても21時ぐらいには着けるだろう。


『危ない真似はお止め下さい、蜜琉先輩』


携帯は電源を切ってしまおう、誰にも邪魔されないですむから。


『…うん、蜜琉ちゃんがいいなら、大丈夫、ね』


『きっと、貴女の名前を呼んでくれる人がいるから』


声がリフレインするのも、振り切って。
そっとカフェを後にする、小さくいってきますと呟いて。

一人で、独りで。



『ミツル、』


『…無茶、しないでねェ』


『…危ねェことしないでね』



不意に、あの時の声が頭に響いたのも、全部、全部無視して。
酷い事を、しているとわかっていたけれど。

止められない、だって、笑えないの。




雨は酷くなるばかりだ。
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