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【6/11】 明日天気に 

雨が降り続けている



重たい体を起こして、窓の外を見る。

どんよりとした曇り空、同じようにどんよりとした体を立ち上がらせて学校へ行く準備を。


鏡の中のあたしは今日も綺麗に笑えてる。

鏡の中の自分に笑いかけて、学校へ。
体が重たいのはきっと寝過ぎだわねぇ、と呟いて。





キーンコーンカーン


本日の授業終了と共に下校の準備、手早くまとめて教室を出る。
キャンパスの校門を出てカフェに向かうその途中。


ポツッポツッと雨が降り出した。

傘は持ってきていない、濡れるまま行ってもそんなに遠い場所じゃないわと思いながら歩き出そうとした瞬間、声を掛けられた。


「あ、あの!玖凪店長!!!」


聞いた事のある声に顔を上げて振り返る。

白いフードパーカーに赤いマフラー、傘を差したでっかいテルテル坊主がそこにいた。


・・・もとい、蜜琉の友人である鬼頭・菫が団長を勤める結社の団員であり、カフェにもちょくちょく顔を見せてくれる吊下・骸がそこにいた。



「あれ・・・骸ちゃん!どうしたのー??」


なんだか少し緊張したような骸に首を傾げつつ声を掛ける。


「あの、良かっら傘入っていきませんか!自分、今からカフェにお邪魔しようと思ってた所で、玖凪店長を見掛けたから、それで!」


一生懸命喋りながら差し出された傘を見て思わず笑みがこぼれる。


ありがとう、と応えて素直に差し出された傘にお邪魔する。


「あ・・・ご、ごめんなさい・・・!」


差し出された傘の位置は低く、蜜琉はそっと吊下の手から傘を奪うと丁度いい位置になるように差し直す。



「ううん、いいのよぅ!ありがとう、ね?」

蜜琉の笑顔に安心したのか、吊下も笑顔を返す。


カフェまでの道すがら、ぽつぽつと話す。

他愛もない事、笑い話。
もう少しでカフェにつく。

「明日は、晴れるかしらね」


蜜琉が何気なく呟いた。


「晴れますよ!自分、天気予報には自信あります!!」

えっへんと、胸を張って吊下が答える。


じゃあ、きっと明日はお天気ね、と笑いながら二人でカフェの中に入ってゆく。

後、玖凪じゃなくって蜜琉って呼んでね?って言ったらテルテル坊主がすごく喜んでいいんですかって跳ねるから笑顔で返して。





明日、天気になったら いい事あるかしら?
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