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Happy Halloween 踊る南瓜 

前に言ってた依頼が返ってきたわよー!
すーっごく楽しみにしてた奴なんだけど、やばいわよぅー。めちゃくちゃ楽しかったんだから・・・!!

<Halloween>Dancing Pampkin

もうなんていうか、メンバーがとんでもなく賑やかですごかったのよねー・・・!!
深層にしまったりしてるけど、参加した皆には一律で『好意』を抱かせてもらってたり。また一緒の依頼に入れたらいいわねぇ!その時はよろしくねぇ!!(笑)


帰り道、それから。
お疲れ様と手を振って、楽しい一夜を過ごした皆と別れる。ハイジちゃんと瀬良は二人で帰るように仕向けたし、と仮装から普段着に着替えた蜜琉は息をはぁっと吐いた。白い息が、ふわんと出て消えていく。
もう、冬なのだと思う。寒くなればそれだけ人恋しくなると言うけれど、そんな理由で恋をする訳じゃないわよねぇと思う。誰かが隣にいたら身も心もあったかいだろうけれど、誰だって『誰でも』良い訳じゃないのだから。そう、例えば――――

「蜜琉!」

そこまで考えて声を掛けられた、くるりと振り向くとそこには岩崎・燦然世界の姿があった。何時もの学生服ではなく、ジーンズに黒ジャケットというラフな格好だ。寒そうに白いマフラーを首に巻いている。

「お疲れ様ー!すっごい楽しかったわねぇ!世界ちゃんったらどこで皿の回し方覚えたの?」

「あぁ、下宿先のアパートに詳しいのがいてな!そいつに教えてもらったのだ。いやー、楽しいな!癖になりそうだ!!」

そのまま、一緒に帰り道を歩く。街灯と月に照らされながらぽつりぽつりと話をした。
アパートには白も骸もいるんだぞ、お前のカフェにいる卯月もいるぞ!あ、私の下の部屋でいつも迷惑かけてるからよろしく言っといてくれ、とかそんな他愛もない話だ。

「あは、それは一回泊まりに行かなくっちゃよねぇ?」

「おぉ、何時でも来い!!場所はだな・・・」

そう言って場所を教えてもらって、頭の中で整頓する。燦然世界の教え方は少し独創的で理解するのに少々時間がかかったものの、なんとか軍艦アパートの場所を把握する。

「入ると管理人室があってな、そこにいる男に私を呼んでくれと言えばいい。・・・ところで、蜜琉」

ふむふむ、と頷きながら聞いていた蜜琉がなぁに、と燦然世界に笑いかける。

「お前さん、もうそろそろ幸せになれ!」

真面目な顔で言われて蜜琉は噴き出してしまった、噴き出された方は真面目な顔を崩さずに続ける。

「この間も菫ちゃんと茜を誘って熱気球行っただろう?オレンジのも一緒だったみたいだが」

「あたし、夏くらいからそれ言われてるわよねぇ、充分幸せだと思うんだけど!うん、なんかねぇ可愛いんだもの茜ちゃん」

くすくすと笑いながら白い息を吐く。

「そうではなくてほら、あるだろう!こう女としてと言うかだな」

「そういう世界ちゃんはどうなのよぅー!!」

「私はいいのだ!皆に愛されているからなっ!!」

はっはっは、と胸を張って笑う燦然世界にあたしも愛してるわよぅーと笑って答える。

「お前さん、五月の一件から自分の事にはちょいと鈍くはないか?」

少し低くなった声で燦然世界がそう切り出した。五月の一件、そう言われて大事な友人を思い出す。言われてみればそうなのだろうか、でも自分は後悔も何もなくただ穏やかだ。

「うむ、後悔の念も何もないのは見てればわかるがそうではなくてだな」

きょとんとする蜜琉を見て、燦然世界が珍妙な顔をした。

「あー・・・わかってないならいいのだ、これ以上は野暮と言うものだしな!」

「何よー!世界ちゃんが切り出したんじゃないのよぅー!」

燦然世界の言わんとする所がわからない蜜琉は手を振り上げて抗議する、それを受け止めながら燦然世界が蜜琉を見つめて言う。

「私では、色恋沙汰なぞ役に立たぬとは思うが困ったら今度こそ私に教えろ。わからんなりに一緒に悩むから」

「・・・うん、ありがと。でもねぇ、一緒に悩むって世界ちゃんらしいわよねぇ・・・!!」

唐突な申し出だと思ったけれど、なんだかその気持ちが嬉しかった。
そうして、誰も彼も幸せになればいいと二人で笑いながら帰路に着く。

誰も彼も、悲しい事などなければいいのに。
誰も彼も、幸せになればいいのに。

叶わないと知っていても、そう心の底から願うのだ。
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