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あなたの声を。 

一月二十三日は白ちゃんと英ちゃん、それからデスパの新しい団員の裙坂・奏ちゃんも誕生日だったのよねぇ。
今日が誕生日ってなんだかおめでたい感じよね、三人ともおめでとうなのよぅー。

でね、白ちゃんの欲しがりそうな物だけ悩んじゃったのよねぇ・・・。
色々考えたあげく、ちょっと世界ちゃんに協力してもらっちゃいました!

「世界ちゃーん!!」

遠目からでもはっきりとわかる、黒い特攻服に鮮やかな緑の髪の毛を発見して蜜琉が駆け寄った。

「バッティングセンターでバ・ン・ト!そーれ・・・おぉ、蜜琉ではないか!どうしたのだ?」

「あのねぇ、ちょっとお願いがあるんだけどねぇ」

「ばっかだなー、お前さんと私の仲ではないか!金貸してとか以外なら相談に乗るぞ!あ、でも私が貸してくれって言った時はちょっと貸してくれ!」

そういう、割と何時もの通りの会話をしながら蜜琉が鞄からあるものを取り出した。

「む、なんだそれは!この愛らしいフォルム、抱えた太鼓のような時計・・・なんという素晴らしいできなのだ!」

「名付けて【岩崎・燦然世界目覚まし時計】なんだけどねぇ」

「お前さん器用だな!」

「詠唱銀は色んなものに加工できるのよねぇ」

「それは世界結界だ蜜琉!!」

でね、と蜜琉は話を続けた、白ちゃんの誕生日プレゼントに目覚まし時計を贈りたいのだと。
それで、肝心の目覚まし時計の音声を燦然世界に入れて欲しいと言うのが蜜琉の“お願い”だった。

「ふ、ふふふ、はーっはっはっは!!私の美声が欲しいと、そう言うのだな!!」

「ちょっと世界ちゃんここ往来」

「皆まで言うな、私に任せておけ!!!!」

「往来だって言ってるじゃないのよぅ!」

ぽちっと録音スイッチを押したと思うと、ご近所に響くような声で叫んだ。

「起きろ!白!!早く私を起こしに来い!」

そして、停止ボタンを押すと満足そうに笑って蜜琉にそれを渡す。

「いやー、これで私は明日から白が起こしに来てくれて目覚ましいらずだな!わはは、はーっはっはっは!!賢いなー私!!」

「往来だって言ってるのにもー!」

少し呆れつつも、ありがとねぇとお礼を述べて箱に詰めて素早くラッピングしてしまう。

「これでよし、っと!うふふ、ほんとにありがとねぇ!」

「なに、礼には及ばん!」

何せ燦然世界からしてみれば一石二鳥なのだから。
多分、卒業しても彼女は変わらないし、彼女も変わらないのだろう。
並んで暮れる帰り道を歩く、その影は柔らかく重なって揺れる。



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コメント

改めて!

ありがとう存じやす!

思いっきり往来で声を吹き込む光景が目に浮かびますね(笑)

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