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約束の指 

小指は約束をする為の指だから。

クリスマスイブの夜にもらった指輪、綺麗なピンキーリングが今の蜜琉にとって一番大切な宝物。
他にも本当に大切にしている物はたくさんあるけれど、これだけは少し特別だった。
付き合ってから初めてのプレゼントで何時も身に付けていられる物。
その小指を見る度に、くれた日の事を思い出しては嬉しくなるのだ。

きみのて

中指の指輪を蜜琉に嵌めて笑う良将に、蜜琉も嬉しくて笑顔で返す。
辺りのキャンドルライトは綺麗で、もう少しこのままでいたいと思うほどだった。
絡めた指を離して、自分の指輪を蜜琉の中指から抜き取ってポケットに入れると、指先に軽く口付けてさっきまでの男物のリングとは違うそれを蜜琉の小指に嵌める。

「・・・へへ!クリスマスプレゼント!」

そう言われて小指を見ると、植物の蔓が絡み合ったような白金の華奢な指輪だった。
蜜琉の細い指によく似合う綺麗な指輪、嬉しくて、それからずっと付けている。
外すのはお風呂に入る時と朝起きて洗顔する時くらいで、その時も失くさないようにアクセサリーケースに入れておく程だ。
指輪を嵌める指にも意味はあるのだ。
それを知っていてくれたのか、薬指に渡すのは少し照れ臭くてなのかはわからないけれど、きっと籠めてくれた気持ちは蜜琉が感じているのと一緒。

右の小指は、変わらぬ想い、お守り、幸せを呼び込むという意味がある。
だからきっと、変わらぬ想いと一緒に幸せになれたら良い、そんな気持ち。
確かめてはいないけれど、確かめなくても伝わる想い。
だから今日も小指を見て、彼女は微笑む。
そしてそれを見て、彼も微笑むのだ。

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