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夢の記憶 

忘れかけていた出来事を夢に見た。


あたしには六つ歳が離れたお兄ちゃんがいるんだけど、お兄ちゃんと鴉揚羽をもらった時の夢。

でも、夢だから記憶が曖昧なのよねぇ・・・
それに小学生だったし、力に目覚めたばっかりで初めてのゴーストとの出会いだったし。

怖いし痛かった記憶の方が強いのよね。

つらつらと思い出したことを書いてみようかな。
まだ何も知らず何もわからず、自分は平穏で平凡で幸せな世界に生きていると思っていた頃。

ほんの少しのきっかけで世界は変わる。


六つ離れた兄の玖凪・暁夜(くなぎ・あきや)

あたしはこの歳の離れた優しくて聡明な兄が大好きでよく遊んでもらっていた。

兄が時たま、

「蜜琉にも力があるんだな」

と、ほんの少しだけ悲しそうに言う意味がわからずにいたあの日。



昼前に兄が少し出掛けると言って家を出た。
何か本を借りようと兄の部屋に入ると、いつも持っていく手帳を忘れていて届けてあげようなんて考えて。

いくらかのお金が入っている財布をポシェットに入れて兄の後を追いかけてみた。


どこにいくかは明確には聞いていなかったけど、街のほうでご飯を食べるって言ってたからきっと前に連れて行ってくれた喫茶店だろうと子どもながらに考えて自転車を走らせた。

20分もすると駅が見え、自転車をとめて僅かな記憶を頼りに喫茶店をきょろきょろと探す。

「どうしたの?お嬢ちゃん」

そう声をかけられて顔を上げるとそこには綺麗なお姉さんがにっこり笑って自分を見下ろしていた。


素直に探している喫茶店の名前を告げるとそこなら知っているから連れて行ってあげると言ってくれて。

親切なお姉さんだなって付いていったのね。

でも少しずつだけど変な違和感を感じてて、路地裏の段々人気のない方へ連れて行かれて。

こっちじゃないと思うって伝えても、こっちから行く方が近道だって。

膨れ上がる違和感と頭の中に響く警鐘。


危険危険危険、違う違う違う


この人---------


「人間じゃない」


そう呟いた時に振り向いたお姉さんは

「気が付かなきゃ楽に夢見心地で殺してあげたのに」

って。

そう言って襲い掛かってきた。

どこからか現れた蛇と、化け物から逃げるのに必死で走る。

走って走って走って、行き止まり。

「恐怖に歪む顔もいいもんだわ」

勝手な事を言ってる。

怖くて震える足、カチカチとなる歯の音。

嫌、嫌、嫌、死にたくない、死にたくない、死にたくない

自分の中で目覚める何かを感じたその瞬間


「死にたくない!!!!!!!」

白く光る何かが自分の体のどこからか飛び出して蛇と化け物に襲い掛かった。


蛇は跡かたなく消えて。

化け物はより一層異形としての本性を現し。


「よくもやってくれたね!!!」


そういったと思うとすごい衝撃と共に張り飛ばされた。

痛くて動けない、もうだめだって意識が薄れ掛けて。


その時に、しゃらんと鈴の音が聞こえたのは気のせいだっただろうか。

「もう、大丈夫ですよ」

って優しい声。

その後の事は覚えてないの。


気が付いたら兄が居て、黒いロングコートに包まれてて。
助けてくれた人が携帯電話と悪戦苦闘してたのをぼんやり覚えてる。

兄が

「稀はほんとに慣れないな、そういうの」

と苦笑しながら言ってた。

稀って呼ばれた人は

「苦手なんですよ・・・あぁ、そのコートは差し上げますから。今度いつ外に出れるかわかりませんしね」

って言ってて、傍に居た人が

「いいですけど、それ手間かかってたのに」

って嘆いてた気がする。


助けてくれた人だってぼんやり思ってて、お礼を言わなくちゃって思っているうちに意識が途切れてしまって・・・。



次に意識が目覚めるとおうちのベッドの上だった。

兄にしこたま怒られ(怪しい人に付いてっちゃいけませんって)ゴーストの事、力の事、その扱い方を教えてもらって・・・



そこで目が覚めたのよね。

・・・名前が曖昧になってきちゃった、所詮夢じゃ思いだし切れないわよねぇ。

今度、兄に電話してきいてみよっと。



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コメント

そういう感じで鴉揚羽入手方法と過去のお話。

某人に急かされて(ないけどな)書いてみました。

これで蜜琉とあのキャラの時間も動き出しますね!

気が付いたんですが蜜琉ってモテモテですね!青春って素晴らしいね!!!

もうすれてるから甘酸っぱすぎて逆に笑えてくるよ中の人!!(だめぽ)

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