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土蜘蛛戦争前編 

貴方があたしを守ってくれると言うなら、あたしは貴方の背中を守るわ


そうしたら、お互いの大事な物失くさないで済むじゃない?



決戦前夜の小さな約束。

戦いの現実味を感じられなくて漠然とした不安をかき消してくれる存在。

戦いの恐ろしさを知っているからこそ震える体を奮い立たせて前へ進ませてくれる存在。





だから、大丈夫。
そう信じて決戦当日の朝を待つ
4/1 決戦当日

【午前9時前】


「皆!生きて帰る覚悟をしろ!!」

戦闘楽団デスパレード結社長である岩崎 燦然世界が団員の前でそう宣言する。

それぞれが真剣な表情で頷き、前を見据える。

「へい!あっしは燦然兄さんのお背中をお守りしやすぜ!」

熱血舎弟の妙蓮寺 白楽がグッと拳を握り言い放つ。

「いや、それは嬉しいが!まずは自分の身を守れと言っておるのだ!!」

「わかっておりやす!後お誕生日おめでとうございやす!!」

そうなのだ、何の偶然か冗談かこの結社の二名---------

岩崎 燦然世界と鬼頭 菫、誕生日が四月一日なのである。


「そうなんだよねっ!まったくとんでもない誕生日になったもんだね!!菫ちゃんにはあんまり関係ないけどもっ!!」

紙袋を頭に被るテンションが高い青年、どこから見ても変な人にしか見えないが思慮深さには定評がある鬼頭 菫が笑いながら言う。

「これ終わったら、お祝いしなくちゃね」

パジャマ姿でゴホゴホと咳をしながら岩崎 木乃香が提案すると

「良いですね!ケーキには是非ゴージャス&アグレッシブ&シニカルポップに色んな危け…もとい素敵なモノをミックスさせましょう!」


殴り巫女の異名を欲しいままにする赤金 茜がすかさず賛同する、ほとんどがそれ食えるのか、という目で見ているが本人はとても輝いている。


「それは素晴らしい案で御座いますゥ!!そのような素晴らしいものは皆様がお召し上がりになった後、無事が確認でき次第私も食すと致しましょう!!」


ユゥマ・カブラギがもうなんかすごいノリノリな勢いでそれに食いついている、絶対一口めはコイツに食べさせてやろうと数名が心に誓った、ように見えた。


「・・・それ、ちゃんと食べれるんやよなぁ?」


心配そうに聞くのは睦奥 於杜瀬だ。
ちょっと眠たそうにしてるのは昨夜よく寝られなかったからだろう。


「食べられねぇもんは勘弁してくれよなぁ!?」

全身ヒール、それでこそ悪田 來未が顔を悪そうにしながら言うが相手は聞いてないんじゃないかなと全員が思ったとか思わなかったとか。


「食べて具合が悪くなんなきゃいいけどね」

腕を組んで少し呆れた表情で黒木 幸が言い放つ。


「まぁ、無事帰ってきたら皆でケーキでも食べてぱーっとやるって事で、ねぇ!」


「そうだな、まずは生きて帰る事だ」

玖凪 蜜琉がいつものように笑って言うと、その後ろに居たガンナー・クロダが静かに頷く。


「では皆、準備はいいか!抜かるなよ!!」


燦然世界の号令でイグニッションし、万全の状態で自分たちが取るルートの再確認を行う。

今回2ルートがあるが結社チーム【デスパ】で動く者達は南ルート『玉出地区』を目指す事になる。


作戦決行時間が刻一刻と迫る中コマンダーの合図によりメガリスの解放がなされる。

不思議と力が満たされるような高揚感が体中を駆け巡る。

戦いの火蓋は切って落とされたのだ。


「では行くぞ!!怪我なんかしたら私が泣くからな!!無事に戻れ!!」


その言葉を合図に進攻を開始する――――



チームで動いてるとは言えやはり乱戦、全員が同じ位置で戦うのは難しく目の前の敵を潰す者、同ルートを進む他の者と協力し進む者と少しずつばらけ始める。

進攻ルートは皆同じなのだからどこかで会うだろうと信じて進むしかない。

そんな乱戦の中、離れずに進む二人がいた。


玖凪蜜琉とガンナー・クロダである。

付かず離れず、それぞれが得意とする戦闘で敵を駆逐してゆく。


そのまま、玉出地区を制圧し池ノ内地区に向かう。
ここを制圧する事ができれば土蜘蛛の拠点のひとつである『土蜘蛛屋敷』を進攻する事ができるのだ。

玉出地区を制圧した勢いそのままに突き進む。


「大丈夫か?蜜琉!」

前線に出ながらも蜜琉の様子を目の端で追いながらクロダが声を掛ける。

「だいじょぶよぅ!ちゃんと前見てなきゃだめよ!後ろはあたしがいるから大丈夫!」

笑顔を向けて安心させ、光の十字架を敵陣に撃ち込んで行く。



池ノ内地区制圧成功、そして、土蜘蛛屋敷へと戦局は移る。


圧倒的な敵戦力の多さにも怯むことなく立ち向かう。

蜜琉とクロダの立つ戦区は60地区、18対49-------


「数が多すぎるわ・・・!」

「行くぞ!!」

はぐれないようにクロダを追いかけながら前線へと走る、背中合わせに互いを守るように少しでも多くの敵を屠ってゆく。


次々と倒れる仲間、諦める事はしたくはないが撤退せざるを得ない状況であるのは明白で。

容赦なく降り注ぐ敵の攻撃をかわし徐々に安全な場所まで引き下がろうと後退を始める、その時。

「・・・っ!!」

ガンナーの背中に降り注ごうとした射撃を庇う様にその身に受ける。

あ、ちょっとこれは、痛いかも・・・
少しだけ薄れそうになるその意識を必死で繋ぎとめる。

「蜜琉!!!!」

酷く焦った声でガンナーが叫んでる、そんな顔見たくないのに。
あたしは貴方を守れたのが嬉しいのだからそんな顔しないで。

「だいじょ、ぶ・・・!まだ、走れるわ!」


強がりなのは多分、わかっているのだろう。

「喋るな」

駆け寄って、ガンナーがその体を抱き上げて走り出す。


結果的に、辛勝ではあったが銀誓館側が土蜘蛛屋敷の制圧に成功、局面は最終へと向かいだしていた。

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コメント

はいはいはい

お名前無断拝借ですよー、ちょ、それはないわって人は言ってね!

後、茜ちゃんのセリフはご本人様にお伺い立てました。

さすが本家は素晴らしいです。
ありがたやありがたや!!

無断で拝借できない人は了解をとりにいかねば・・・ほんと妄想力乙だわー。
  • [2007/04/03 20:35]
  • URL |
  • 玖凪蜜琉の中の人
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改変改変

UMAの人からもご協力感謝!

本人ってやっぱ凄いよね(当たり前だ)
  • [2007/04/03 23:36]
  • URL |
  • 玖凪蜜琉の中の人
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クロダ兄貴の「蜜琉!!!!」のあとの二行がもうたまりません。物凄い身悶えする!!
蜜琉ちゃん情が深いですわー。ホントに。
江戸時代なら花魁とかのイメージですよね。
ああっもうッッッ!!クロダ幸せ者ッッッ!!
  • [2007/04/04 22:53]
  • URL |
  • 岩崎燦の中のアレ
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へへへ、こっちにもあったよ・・・(迂闊者)

悶えてる!もだもだってる!(ちょー観察)

いあー、困らせまくりじゃないのかと思うんですけど(笑)

個人的にはロリオミ様の所が気になります、それはもう、えぇ(頷)
  • [2007/04/04 23:27]
  • URL |
  • 玖凪蜜琉の中の人
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