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ある日曜日 買い物とパフェと 

ジリリリリ

目覚まし時計の音で目を覚ます、腕を伸ばして止めるとベッドから下りて背伸びをし、携帯を軽くチェックして溜息をついてから窓を開ける。


本日は晴天なり。


そんな言葉がしっくりくるような青空が広がっている。
朝の空気をいっぱいに吸い込んで、色んなものを吐き出す。


「よーし、んじゃ用意しましょっか!」


今日はこの間約束したお出かけの日。

現在午前9時、約束の時間まで二時間ほどあるけれど女の子には足らないくらいだ。

軽くストレッチをしてからシャワーを浴びて、着ていく服を選んで軽くお化粧して髪の毛を整えて。

玄関でサンダルを選んで鏡の前でチェックする。
今日の服装は薄い色合いのチュニックにジーンズ生地のサブリナパンツ、サンダルは赤。

髪型はいつものポニーテールで蝶がモチーフの髪留めが揺れている、首元には琥珀のネックレス。

鞄は少し大きめで軽い物を、持ち手が手提げ鞄より少し長めで肩にも掛け易いのがお気に入りの奴だ。

おかしなとこがないか確認してから


「いってきまーす!!」

と声を掛けて外に出る。
一瞬、太陽の眩しさに目を細める。

それから、文字盤が大きくてお気に入りの腕時計に目をやると時刻は10時15分、自転車に飛び乗って駅まで一直線。

予定していた電車に乗って目的地へ、降りる駅まではほんの15分くらいだ。


それなりに混んでいた電車から降りて改札口に向かう、腕時計を見ると
待ち合わせ時間の10分前にはなんとか着けたようだ。

携帯を鞄から取り出して待ち合わせ相手にメールを打とうとしたその瞬間、


「お待たせーー!!店長来るの早いねェ!!」


満面の笑みを浮かべて江間が駆け寄って来た。
普段よく着ているオレンジのツナギではなく、黒の細身ジーンズと白の長袖のカットソーといった格好だ。

「待ってないわよぅ、あたしもさっき着いたとこなのよー!丁度メール打とうとしてたとこ」

手に持った携帯電話をひらひらさせてから鞄に仕舞う。

なんだか視線を感じるので、どうしたのと問うと、


「え、だって店長って普段制服じゃン!私服って新鮮ー・・・って思ってさ!」

「それを言うなら良将ちゃんもでしょー?普段オレンジのツナギだから新鮮な感じよぅ?」

それもそっかと笑いあう。
他の奴らも普段ってどんな格好してんだろうと話ながら歩き出す。


「オレねェ、あれから色々調べたんだよーお店!!」


こっちだよーと言われるままに着いていく。

まずは紅茶専門店へ、肝心の紅茶を淹れる道具だけは少し値が張ってもいい物を買いたかったし。


「でもさー、店長予算ってどのくらいあるのー?」

「何気にあるわよぅ」

「え、ちょ、なんでこんなにあンの・・・!!??」

江間が蜜琉のカフェ用のお財布を覗いて声を潜める。
そんな言わずもがなな、と言う目で見るとピアスが鈍く光る耳へちょっとだけ顔をよせて耳打ちをする。


「GTで宝飾品とか出たりするじゃない?あれをこう、ね?」


後は察しろと言わんばかりに蜜琉が微笑む。
あー、と納得しつつ
じゃあ費用に関しては心配いらないんだなと安堵して江間が店内を見渡す。

色々見た結果。

・紅茶用の鉄製じゃないケトル 
・茶葉を掬うためのティーキャディースプーン 
・底が丸くてデザインもよいティーポット 
・お茶缶  
・砂時計  
・ティーコージー 
・ティートレー  
・シュガーポット
・ミルクピッチャー
・レモンプレート
・紅茶葉各種(ダージリン・アールグレイ・アッサム・セイロン)
・チャイ用のスパイス(シナモンやカルダモン各種)
・ティーカップ数組


「・・・結構な数になったわねぇ」
「まだいっぱい買う物あるよねェ」

即座に宅急便で、とお願いしてお会計を済ませて次のお店へ。

カウンター内で必要そうな物と、テーブル席用のクロスを選んで店を出ると

くぅ・・・・

なんかいい音がした。

「ごめーん店長!オレのお腹ってばちょー正直!!!お腹減ったよゥー何か食べよ!!」

つられる様に蜜琉のお腹もくぅーと微かに音を漏らす。

「あたしもお腹空いちゃった!お昼少し過ぎちゃってるしねぇ」


選ぶのに夢中で気が付かなかったが時計は13時過ぎを回っていたし、なんだかいい匂いもしている。


「でも、ここでガッツリいっちゃうとパフェ食べらんなくなっちゃうから軽めにしたいよねェ」

オレは平気だけど、と言いながら江間が辺りを見回すと丁度屋台が出ていて目を輝かせる。

「ホットドックー!!オレ好きなんだよねェ、店長はどうー?」

「あたしも好きよぅ、手軽なのがいいわよねぇ!あれにしましょ」


あの手の物ならそんなに待たなくても食べれるし、天気がいいからその辺のベンチに座ってもいいし。

「オレ買ってくるから、店長は待っててー!」


子犬みたいだなぁとか思いながら駆けていくのを見送り、丁度よさそうなベンチに腰を下ろす。

程なくしてトレイにホットドック二個とポテト、飲み物を乗せて戻ってくる。

「店長はアイスティーでいいよねェ?オレはコーラにしたけど!」

大丈夫と頷いて受け取る。
お金を払おうとしたらやんわりと断られた、ここで受け取ると男が廃るらしいのでありがたく奢ってもらうことにする。


「「いっただきまーす!」」


おいしい物を食べてる時は人は静かになるもので、合間に会話はするもののお腹が空いていたのも手伝ってあっという間に食べ終えてしまった。


「ごちそうさまでした!」

江間に向かって蜜琉がおいしかったーと言わんばかりの笑みをこぼしながら言う。


「オレもごちそうさまでした!」

ふっと顔を見合わせてどちらからとなく肉少女にも食べさせてやりたいとか言ったとか言わないとか。


ゴミを片付けて残りの買出しに向かう。
お昼を食べる前にあらかた片付いたのだが、細々とした物や一番重要な物が残っている。


あーでもない、こうでもないとか話しながら着いた場所。


カフェや色んなお店の制服等を扱うお店である。

「なんとなく、だいたいのイメージはあるのよねぇ」

「だねェ、皆のイメージとか好みもあるけどさァ」


人数分のシャツはすぐに決まった。
普通の白のシャツだし。

クロスタイも店長は赤で、他は黒でいいよねって感じで決まり。

「下は黒のパンツスーツで、でも女の子は希望があればメイドさん風なのもありよねぇ?」

男の子でも着れそうな子いるけど、誰とは言わないけど、とか思いながら蜜琉が笑う。

「そーだねェ、やっぱ華も欲しいしー、店長はビシッとかっこよく決めてた方がいいけど!」


店長がうっかりメイド服とか着たら絶対違う方向性のお客さん来るもン、等と思いながら江間が答える。


蜜琉は言うまでもなくだが、江間のセンスもかなりの物であれこれ蜜琉が選んでいるとどこから探してきたのか、

「いいじゃない、それ!」

「そう?へっへっへー、野郎はこれでよさそうだよねェ!」

江間が自分の体に当てて丈を確認する。

「中々似合ってるわよぅ、良将ちゃん!」

褒められて少し恥ずかしそうに笑いながら人数分と、ストック分のソムリエエプロンを店員に預ける。

それから可愛らしいけど媚びない感じの黒のメイド風制服を一応三着と、それに合う白いエプロンも。

残るは蜜琉と、パンツ姿の女性用エプロンだけだ。

「男性陣がちょっと長めのだからー、短めのがいいかしらねぇ」

「そだねェ、巻きエプロンとかよさそう!足がスラっと見えるし、いいンじゃないかな!」


数着の巻きエプロンを蜜琉が試着して、後ろで結ぶタイプと前をボタンで留めるタイプのと二種類購入する事にした。

お会計をすませて、やっぱり宅配を頼んで、もちろんちゃんと領収書ももらうのも忘れない。


「あーー選んだ選んだ!!ちょっと疲れたけどこういうのって中々できる事じゃないから楽しいねェ!」

「そうよねぇ、楽しかったわよねー!」

時計を見ると三時を回った所だ、もうひとつの目的のパフェを食べに行くのに丁度いい時間。


「んじゃ、パフェ食べに行きましょうよ!丁度お腹もいい感じになってきたしねぇ」

「うん、行こう行こう!オレおいしーとこ知ってンだぁ!」


案内されるままに、雰囲気のいいお洒落なカフェへ。

中も落ち着いた感じで、装飾も嫌味がなくさっぱりとしていて流れてくるBGMも雰囲気に合っていて心地いい。

メニューを見ながら楽しく悩んでどれにするか決める。


「あたし、このキャラメルアイスパフェってのにするわぁ!いやーん、何もうおいしそ・・・!」

「あー、涎でそうオレ!!えっとねー、オレは・・・」


店員に注文して待ってる間もうちはこうしたいな、とかこうしたらきっといい、とか話ながら。

パフェが届けば届いたで今度は皆も連れてきたいとか、でも自分とこのカフェでいいんじゃないのとか、それとこれとは違うのよぅー!
研究研究!とか。


楽しい時間はあっという間で、時計は夕方の5時を告げていた。


駅まで着いて、改めて江間に向かう。

「今日はありがとねぇ!ほんと、楽しかったし勉強になったわー!」


「ううん、オレこそ暇だったし、楽しかったし!あ、それからねェ、これあげる」

にこにこと、少し照れた様子で腰のシザーケースから小さな包みを取り出して蜜琉に差し出す。

「え、やぁね!何時の間に買ってたのこんなのー!」

ちょっと驚いて、それから素直に差し出された紙包みを受け取って笑う。

「何もらったら喜ぶとかわかンねェけど、店長が持ってたら綺麗かなって」

「ありがとう!なんだろ、開けてもいいかしらー」

「いいけど、電車来ちゃうよ!!早く行かないと乗り遅れちゃうって!!」

一本くらい遅らせたってよかったのだけれど、慌ててる姿が可愛かったから素直に改札をくぐると


「気をつけてねェ!また遊ぼうねェ!!」


ぶんぶん手を振って見送る江間に手を振り替えしながら


「またねぇ!ありがとねー!!」

と答えて、丁度到着した電車に乗る。

空いてる席に座ってガサガサと紙袋を開けると燻し銀の綺麗なペンライトだった。

ほっこりとした気持ちで車窓から外を見る、薄っすらと暮れていく空を眺めながらお返しに何が良いかを考えながら携帯を弄る。


手の中の淡い光が蜜琉の心も淡く照らしてくれているようだった。






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コメント

むむ

エマちゃんと蜜ちゃん店長はずいぶん仲良しなのですね。
チャコ…ちょびっとジェラスィーなのでス…v-239

チャコも…チャコも蜜ちゃん店長とお買い物したいでスー!!
肉屋とかハシゴしませんかっ!(見るだけ)

ジェラシー!?

チャコちゃんったら(キュン)

お買い物に誘ってるのに肉屋をハシゴってどういうことーーーー!!!(爆笑)

え、待ってね、ええと。

お肉の買い物に行くって事!?

え、ちょっと待ってこれは・・・お買い物について間違った方向性・・・!!

今度ちゃんとしたお買い物に行こうねぇ!!(目頭を押さえ)

お、おかねもち…!

(買ったもののお値段を想像しつつ)
ぶ、ぶるじょあですねっ!(←ちょっと羨ましいらしい)

玖凪さんとお買い物いくと楽しそうですね、
ゴーカイにバンバンお金を使ってくれそうで!(笑)
お肉めぐりはボクも心惹かれますっ。


でもそれはさっき届いたぐり夫のせいだと思います!グリ●リー肉食だし!
(本当に嬉しいです↑コレ。新バージョン!!!!
ありがとうございます!)

何気にお嬢様

らしいわよぅー(さだかではない)

自分の買い物であれだけ使えたら楽しいだろうなぁって思っちゃったわぁ!!!(笑)

お買い物いいわよねー、奏ちゃんとだったらどこかしらねぇ。

着ぐるみの売ってるとこ行かなきゃよねぇ・・・(悩)

ようは食べ放題肉ツアーに行けばいいってことよね?(笑)<肉


ぐり夫可愛いでしょ!!!着ぐるみと言えば奏ちゃんだもの・・・(着てるところを見てうっとり)


これからも素敵な着ぐるみは奏ちゃんに贈呈は間違いないわよぅ!!(笑)

(いらなかったらさくっと潰してくださいねー!w)

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